最新情報を受け取る

人間のかたちをして生きていくとき大事なのは、
いつでも円盤に乗れるようにしておくことだ。

写真:三野新

円盤に乗る派宣言

架空の存在であってはならない。大きな声を出してはならない。誰でもここで生きることはできる。静かで自由な場所に、円盤はやってくる。誰も興味はないかもしれないけれど、それに乗るということはよい物語だ。人間のかたちをして生きていくとき大事なのは、いつでも円盤に乗れるようにしておくことだ。そこでは見たことのない、知らないものがなぜか親しい。価値は過剰にはならない。然るべき未来について考える。時間は経っているが、周りに気づかれるほど長くはない。帰ってきたときも、誰にも興味はもたれない。


2018年夏、sons wo: は本企画をもって「円盤に乗る派」として新しくスタートします。これは複数の作家・表現者が一緒にフラットにいられるための時間、あるべきところにいられるような場所を作るプロジェクトです。軸になるのはカゲヤマ気象台による上演作品ですが、様々なプログラムや冊子の発行、シンポジウムなどを並行して行います。
ここで試みられるのは匿名/顕名が平等になる場所です。誰でも発信が可能であり、大きな民衆の声が響き渡る世界の中で、小さな声が守られる場所はとても貴重です。さまざまな声が飛び交ううるさい場所を逃れて、そこであればしっかりものを見、考え、落ち着くことのできるという場所を確保します。それは演劇にまつわるあらゆる要素を、生活とダイレクトに接続するということでもあります。このプロジェクトを通じて、種々の、色んな意味で「実際に活用できる」アイディアを提唱します。ここを訪れた観客たちが各々の生活の中で、それらを実践し、少しでもより生きやすくなることができればと思います。
いつか現れる円盤に乗るということに、強い目的も思想もありません。それはただ「円盤に乗ってみた」という事実が残るだけです。他の人に何ら影響を与えることもなく、大きな社会にとって何の関係もありません。しかし「円盤に乗った人」と「乗らなかった人」は明らかに何かが違ってしまったはずであり、あくまで個人的なその変化に興味を持つ人々、誰にも気づかれない秘密を抱えたい人間たちこそ、「円盤に乗る派」と呼べるでしょう。

sons wo: 改め 円盤に乗る派


円盤に乗る派

『正気を保つために』


東京公演 2018年7月5日(木)〜10日(火)
会場 

浜松公演はこちら

会場

(北千住)

http://buoy.or.jp/

東京都足立区千住仲町49-11 墨提通り側入口
※東京メトロ千代田線・日比谷線/JR常磐線/東武スカイツリーライン
「北千住」駅出口1より徒歩6分、西口より徒歩8分


料金

前売(「STONE / ストーン」付) 3000円
前売 2500円
当日 3000円
0円(7/5、7/6のみ 各5名様限定)
(いずれも+1drink)


予約


ご予約はこちら

※前売券はクレジットカードもしくはコンビニ決済での事前入金のみとなります。別途、2%の発券手数料(コンビニ決済の場合は+200円)がかかります。
※生活状態(ライフスタイル)誌「STONE / ストーン」は当日、受付でのお渡しとなります。
※別途、1ドリンク(¥500)をご注文いただきます。(東京公演のみ)


予約開始

2018年6月2日(土)正午より


お問い合わせ

090-4150-2881
info@noruha.net

◆上演「正気を保つために」

作・演出

カゲヤマ気象台


出演

小山薫子、立蔵葉子(青年団)、峰松智弘(H-TOA)


上演スケジュール

2018年7月 5日(木) 6日(金) 7日(土) 8日(日) 9日(月) 10日(火)

14:00

19:00

19:30

PPP=ポスト・パフォーマンス・パフォーマンス!
上演終了後の空間でゲストによるパフォーマンスを行います。(ゲスト:Aokid)

PPP=ポスト・パフォーマンス・パーティー!
上演後、音楽ライブ/パーティーを開催します。(ゲスト:涌井智仁、Kazumichi Komatsu)

◆シンポジウム「肉が柔らかくなるまで未来について話す」

ゲストトーカーを招き、調理器の中で肉が柔らかくなるまでの3時間ほどの間、芸術やその周辺の未来について話します。
その後観客を含めた全員で柔らかくなった肉を食べます。


ゲスト:金藤みなみ、鈴木一平、三野新


7月8日(日)14:00〜17:00

要予約 料金:1000円

◆生活状態(ライフスタイル)誌「STONE / ストーン」

円盤に乗る派は、生活状態(ライフスタイル)誌「STONE / ストーン」を発行します。独立した編集部によって、公演に合わせて刊行。インタビューや対談記事、作家による詩歌や写真などで構成され、多様な生活者のあり方や視点を読み解いていきます

編集:黒木晃 デザイン:大田拓未
執筆者:鈴木一平、佐伯紺、他

カゲヤマ気象台

1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。
2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。近作に『流刑地エウロパ』(2018)『シティⅢ』(2017、第17box回AAF戯曲賞大賞受賞)など。

小山薫子

1995年生まれ。俳優としての主な出演作品は、[書簡演劇]『エタック島の猫』(作:岸井大輔)フェスティバルトーキョー17『私が悲しくないのはあなたが遠いから』(作、演出:柴幸男)など。柴幸男氏と台南にて、現地の高校生と演劇を作る活動を行ったりもしている。
身体を使うことに興味がある。

立蔵葉子

俳優。2005年より青年団に所属。青年団のほか、五反田団、ミクニヤナイハラプロジェクト、木ノ下歌舞伎や、山下残、MOKKのダンス公演、アーティスト集団・始末をかくのエキシビションにも参加。「梨茄子」という屋号で演劇ぽい作品の創作も行っている。急な坂相談室plus2017年度版!対象者。

峰松智弘

H-TOA代表。1991年兵庫県神戸市生まれ。早稲田大学社会科学部卒。 2016年創作団体H-TOAを始める。観客と相互的な作品を目指し各地で作品を発表している。旅行とビールが好き。
俳優として、第七劇場、sons wo:、(劇)ヤリナゲなどに出演。

http://h-t-o-a.com/

黒木晃

雑誌「Curtain」編集・発行人。書店 UTRECHT /NOW IDeA に勤務し、TOKYO ART BOOK FAIR の運営にも携わる。2017年より、WEBメディアM.E.A.R.L編集業務も担当。

大田拓未

1988年東京都生まれ。デザイン事務所、出版社のデザイン部を経て2017年よりフリーランスのデザイナーとして活動中。また、2009年よりTATA名義でのグラフィックアーティストとしての活動も続けている。

www.o-t-d.jp

鈴木一平

1991年、宮城県生まれ。「いぬのせなか座」「Aa」参加。2017年、第6回エルスール財団新人賞[現代詩部門]受賞。詩集に『灰と家』(いぬのせなか座、第35回現代詩花椿賞最終候補)。

佐伯紺

1992年生まれ、東京都出身。第25回歌壇賞受賞。豆を煮ることに興味がある。

Aokid

アーティスト、振付家。2010年東京造形大学映画専攻卒業。2012年よりaokid cityプロジェクトを開始。
2016年 橋本匠との共同作品が横浜ダンスコレクション審査員賞を受賞。過去に東京ElectrockStairs、篠田千明、ヌトミック、新聞家の作品などにも参加している。

涌井智仁

1990年新潟県生まれ。電子機器、ジャンクパーツ、映像等を素材とした彫刻作品、絵画作品を制作。主な個展に「蒼い優しさに抱かれて」(ナオナカムラ、東京、2012年)、「Long, Long, Long」(Garter、東京、2016年)、「nonno」(8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery、東京、2016年)

Kazumichi Komatsu

1992年生まれ。音楽家、アーティスト。
主なグループ展にNUIT BLANCHE 2017『見立てと想像力 ━ 千利休とマルセ ル・デュシャンへのオマージュ』展 元淳風小学校 | 京都 (2017年10月)など。

金藤みなみ

1988年徳島生まれのアーティスト。
「同情とは何か」という問いとして作品制作を捉え、アプローチする。
女子美術大学絵画学科卒業、多摩美術大学大学院美術研究科修了、ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校修了。
主な個展に「THE DOUBLE KISS すみだがわ キスする ふたつ」あをば荘(2013)がある。

三野新

1987年福岡県生まれ。写真家・劇作家・演出家。ニカサン主宰。2017年より主に舞台芸術を制作するカンパニーであるニカサン(2 か3)を主宰。「恐怖の予感を視覚化する」ことをテーマに作家活動を行っており、見えないものを見る手法として、物語・写真行為・演劇を横断的に試行/思考しながら制作している。

www.aratamino.com

スタッフ

映像 涌井智仁|音響 カゲヤマ気象台|照明 みなみあかり(ACoRD)

振付 Aokid|制作 中村みなみ、谷陽歩

イラスト チャナ|WEB・デザイン 合同会社elegirl|写真 三野新

主催:円盤に乗る派

助成:

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)